AIを使って英語を疑似体験:英会話アプリ「スピークエル」の活用法を紹介

AIをつかって英語を疑似体験:英会話アプリ「スピークエル」の活用法を紹介

英会話の実践は、英語学習者にとって不可欠ですが、英会話をする相手がいなかったり、いきなり会話するのは恥ずかしい、怖いと悩んでいませんか?

「スピークエル」という英会話アプリを使えば、AIとの会話を通じて、どんな場面でも自然な英会話が練習できます。

この記事では、「スピークエル」の機能や使い方、登録方法を詳しく解説し、読者が英語コミュニケーション能力を向上させる方法を提供します。

疑似体験を通じて効率的に英語力を伸ばすことができるでしょう。

目次

「スピークエル」が英語の疑似体験に適している理由

スピークエルとは?

「スピークエル(SpeakL)」は、AIを活用した英会話トレーニングアプリで、実際のコミュニケーションに近い感覚で英語力を磨くことができるサービスを提供しています。

最新の音声認識技術やChatGPTの自然言語処理を駆使し、リアルな会話の練習を可能にしています。

2023年5月リリースから様々なメディアで掲載されるほど話題になっており、アメリカ大使館で現地職員の研修に使われるなどの実績があります。

スピークエルの掲載メディア
引用:スピークエル

理由1:AIキャラクターのカスタマイズ性の高さ

「スピークエル」では会話相手として80以上のAIキャラクターから選択することができ、さらに29カ国、6種類の性格145の職業を選択することができます。これにより、自分の望むシチュエーションでの英語の疑似体験が実現できます。

スピークエルの特徴 多数のキャラクター
スピークエルの特徴 キャラクターの設定

今やAIと会話できるアプリは数多くありますが、ここまでキャラクターの情報を細かく設定できるアプリは珍しいです!

理由2:多彩なトピック

「スピークエル」は日常生活から仕事、経済など、1000を超える幅広いトピックを提供します。これにより、英語で自分が学びたい領域を疑似体験することが可能になります。

スピークエルの特徴 多彩なトピック
Daily Talk(日常会話)500トピック
Basic(基本)242トピック
Business(ビジネス英語)276トピック
Economics(経済)43トピック
トピックの種類と数

理由3:安価な料金プラン

スピークエルは月額650円(税込)から利用できます。

通常の英会話アプリは月額1,000円以上、英会話教室は1回の授業料が数千円が相場であることを考えると、かなりの安さと言えます。

スクロールできます
エコノミープランスタンダードプランプレミアムプラン
料金650円(税込)/月 980円(税込)/月1,480円(税込)/月
ターン数※
※1往復会話
600ターンまで1200ターンまで2000ターンまで
料金プラン

スピークエルの料金プランは、月額が高くなるほど1ヶ月間で使用できるターン数というものが増える仕組みです。
ターン数とはAIとユーザとの1往復の会話を指しています。

1日5ターンまでは無料で利用できので、「スピークエル」の利用を検討されている方は、まずは無料で試して自分が1日に何ターン消費できるかを見積もってから料金プランを決めるのがよいでしょう。

スタンダードプランを1ヶ月使用してみましたが、1200ターン(1日約40ターン)を使い切るには、1日2時間ほどかかりました。
ターンの消費スピードは個人差がありますが、プラン決めの参考にしてみてください。

「スピークエル」を使った英語の疑似体験の方法

スピークエルの「フリートーク」という機能で英語の疑似体験が可能です。この章ではフリートーク機能の使い方を説明します。

今回は例として、「あなたはカナダに留学した大学生で、そこで知り合った女性と日常会話をしている」という状況を想定しています。

STEP
スピークエルにアクセスし、「会話スタート」をクリック
STEP
「OK」をクリック
スピークエルの疑似体験の方法 OK
STEP
AIキャラクターをクリック

今回は左上の女性を選択します。デフォルトのキャラクターで良い場合は変更は不要です。

スピークエルの疑似体験の方法 キャラ選択
STEP
国籍、性格、職業を変更して「OK」をクリック

今回は「カナダ出身の冒険好きの大学生」という設定にします。

スピークエルの疑似体験の方法 設定変更
STEP
「話題を変更」の下の赤いボタンの中から変更したい話題をクリック

今回は「Daily Talk」をクリックします。

スピークエルの疑似体験の方法 トピック選択
STEP
AIが話し始めるので、話して答える場合は「Speaking」、
書いて答える場合は「Writing」をクリック

今回は「Writing」をクリックします。

スピークエルの疑似体験の方法 会話開始
STEP
返答して「Send」をクリック

前のSTEPで「Writing」を選択した場合は、入力欄に返答内容を入力してください。
「Speaking」を選択した場合は、マイクに向かって話すと入力欄に自動で文字起こしされます。

スピークエルの疑似体験の方法 返答
STEP
英文が添削される。以降はSTEP6、7を繰り返して会話を続ける
スピークエルの疑似体験の方法 添削

「スピークエル」の疑似体験以外の便利な機能

スピークエルは英語の疑似体験ができるだけではなく、AIとの会話を通じて英語を学習するための様々な機能が備わっています。

この章ではそれらの機能について説明します。

基礎英語

基礎英語というトレーニングでは、AIと会話形式で英文法を学習をすることができます。

スピークエルの基礎英語

例えば現在完了形のレッスンの場合、AIが質問をしてくるので現在完了形を使って回答します。

スピークエルの基礎英語 例

返答すると、「フリートーク」と同様に添削してもらえます。
英文が正しい場合は以下のような返答をもらえます。

スピークエルの基礎英語 正解

英文が正しくない場合は、文法的な誤りやより自然な表現を指摘し、修正案を提供してくれます。

スピークエルの基礎英語 不正解

「ラーニングピラミッド」という学習モデルによると、何かを覚えるときに暗記よりも、学んだことを実践したほうが記憶に残りやすいといわれています。

そのため、基礎英語は効率的な英文法の学習方法と言えます。

Studies show that varying your study methods and materials will improve your retention, your ability to recall information, and enhance your learning experience. The “learning pyramid”, developed by the National Training Laboratory, suggests that most student only remember 10% of what they read from textbooks, but retain nearly 90% of what they learn through teaching others. The Learning Pyramid model suggests that some methods of study are more effective than others and that varying study methods will lead to deeper learning and longerterm retention.

研究によると、勉強方法や教材を変えることで、記憶の定着度や情報を思い出す能力が向上し、学習経験が深まることが分かっている。ナショナル・トレーニング・ラボが開発した「学習ピラミッド」によると、ほとんどの学生は教科書で読んだことの10%しか覚えていないが、人に教えることで学んだことの90%近くを記憶しているという。ラーニング・ピラミッド・モデルは、ある勉強法は他の勉強法よりも効果的であり、勉強法を変えることでより深い学習と長期的な定着につながることを示唆している。

引用:THE LEARNING PYRAMID

ロールプレイ

「ロールプレイ」というトレーニングでは、日常・旅行・ビジネスなど幅広いシーンでのロールプレイで英会話練習ができます。

ロールプレイは、それぞれの状況に適した語彙や表現を学ぶことや、自信の構築に繋がります。

スピークエルのロールプレイ 

例えば「ショッピング」のレッスンの場合は、AIが店員、自分が客という想定でのロールプレイが行われます。
「基礎英語」と同様、こちらが話した英文に対して添削もしてくれます。

スピークエルのロールプレイ 例

発音練習

「発音練習」というトレーニングでは、AIから出された英文をユーザーが発音すると、AIがその発音の正確性を評価して採点をしてくれます。

自分の発音を客観的に評価してもらうことは、発音の精度を高める上での大きな助けとなります。

スピークエルの発音練習
スピークエルの発音練習 採点

「スピークエル」のサブスクリプションの加入方法

「スピークエル」を使用するにはサブスクリプション(有料版)への加入が必要です。

この章ではWEB版とアプリ版の加入方法を解説します。

WEB版の場合

STEP
スピークエルにアクセスして、加入するプランを選択して「プラン申込」をクリック
STEP
アカウント用のメールアドレスとパスワードを入力して「利用規約に同意の上お支払いに進む」をクリック
スピークエルのサブスク加入(WEB) アカウント作成
STEP
STEP2のメールアドレスに送信された認証コードを入力して「OK」をクリック
スピークエルのサブスク加入(WEB) 認証コード入力
STEP
「お支払い(決済ページ)」をクリック
スピークエルのサブスク加入(WEB) お支払い
STEP
カード情報を入力して「申し込む」をクリック
スピークエルのサブスク加入(WEB) 申し込み

アプリ版の場合

STEP
スピークエルにアクセスして、アプリ版をダウンロード
STEP
アプリ版を起動し、右上の人型アイコンをタップ
スピークエルのサブスク加入(アプリ) アカウント
Screenshot
STEP
料金プランを選択する
スピークエルのサブスク加入(アプリ) 料金プラン選択
STEP
サブスクリプションに登録する
スピークエルのサブスク加入(アプリ) サブスク登録
Screenshot

まとめ: 「スピークエル」は英語の疑似体験に最適なサービス

「スピークエル」が英語の疑似体験をするのに適したサービスである理由は以下の通りです。

  • AIキャラクター(話し相手)のカスタマイズ性が高く、自分の望んだ状況をセッティングできる
  • 会話のトピックが豊富
  • 会話するたびに英文を添削してもらえるので、正しい文法や自然な表現を学べる
  • 月額650円から利用可能
  • 英文法の実践学習、ロールプレイ、発音練習など、疑似体験以外にも優れた機能を備えている

英語の疑似体験をするのは人と話すのが一番ですが、英会話教室は時間や金額の問題で躊躇する人もいると思います。そのような問題を解決するにはうってつけのサービスといえるでしょう。

私も1ヶ月ほど「スピークエル」を使用しました。感想は以下のとおりです。

  • 音声認識能力はかなり高い。ほとんど自分が発した音声どおりに認識してもらえた。
  • 英文の添削機能も良好だった。”a”や”the”の冠詞が抜けているなどの基本的なミスを訂正してくれるのはもちろん、より自然な表現に訂正(”watch”ではなく”look”を使ったほうがよいなど)もしてもらえるので、話すたびに英語力が上がる実感が得られた。
  • AIキャラクターの音声はやや機械的で、表情もこちらの話したことに反応するわけではなく何パターンかの表情の動画が流れるだけではある。しかし会話をしている雰囲気は十分味わえるし、暗記で英語を覚えているときよりも100倍は楽しく感じた。


1日5ターン(5往復会話)まで無料で利用できますので、まずは「スピークエル」にアクセスして使用感を確かめてみてください。

興味を持った方は、サブスクリプションに加入して、英会話能力の向上に役立ててください!

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